アンバランスな恋
久しぶりに会った後輩はスタイル抜群で美人。
センスも良いし会話も楽しい。
明るくてサッパリと気立も良くて、いつも気配りしてくれるから大好きな後輩のひとり。
ただ男運は良くないの。
尽くし方なのか、相手は冷たい。
世話を焼き過ぎるから?
気を回し過ぎるから?
優しすぎるから?
本当にこんなイイ女、もっと大事にしてほしいものだわ!
夫は何もしない人。
家事も育児も妻まかせ。
諸々ありバツイチになったが、もうモテることモテてること!
中でも素敵な彼はお似合いなのだけど、、、
既婚者なのよー。
ワガママ言わず、寂しいとも言わず、万全の注意を払って月に一度の逢瀬を楽しみにしている。
もう聞いているだけで疲れちゃう。
その美貌でもっと強気に出てほしい!けれど、強気に出てもし別れたら生きていけない、と言う。
もう!
そして、彼女はこうも言うのよ。
「好きも長くなると、愛しくもなってくる。でもズルいなぁ、と憎らしくもある。
そしてね、結局この好きって私の執着なんだと思うの。
辛くて切なくて、でも会いたくて、そのくせ冷静な自分が、執着して別れられないんだ、と見つめているの。」
彼女の中では、「彼が好き」が一番で絶対失いたくないものなのよね。
同時に自分のことも「好き」でいたいのに、彼といると心底幸せ、と感じてもその幸せには影があるんだなぁ。だから自分を好きが迷子になってる。
バランス悪いよね。
でもね、そのバランスはいつか崩れるのよ。
それは自分が一番良くわかっているはず。
いいじゃないの、それまでしがみついていても。
それほどまでの相手に巡り会えたんだから。
私はいつか、そのバランスが崩れた時に、彼女が何の翳りもなく自分を好きと言えるよう側にいてあげよう。
土曜日の朝はひとりモーニング。
幸せな自分の時間。
どうか彼女の秘密が終わるまで誰かを傷つけることないように。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。