50代からの転職
クライアント先に出向いての仕事。
50代転職組の方がいます。
慣れない仕事に時折テンパっている様子。
それにイラつく20代。かける言葉のキツいこと。やや馬鹿にしたような態度も気になります。
そこはもう少し目上への最低限の敬意は欲しいものです。
帰りにその50代の方と一緒になりました。
今までの経歴はご立派ですが、65まで働くことを考え、思い切って新しい道に進もうと考えたとのこと。
安定していたけれど張り合いがなく、60から一気に減給されるため、悩みに悩んで、やはり今だ!と飛び込んだものの、、、(こちらでは65まで減給なしの正職身分だそうです)
落ち込んでるのかな?と思ったら、
「若い子からも結構な言い方されてるけど、今ね、楽しいの。どうせあのままフェードアウトして60になるより、やはり50代のうちに飛び込んだら新しいこと出来るんだもの。まだ惨めじゃない。頑張ろうって充実してる、生きてるって感じは、前の職場じゃあじわえなかったから。
あのままなら、ずーっと転職したらどうだったんだろうって考えてばかりいたと思う。
やはり覚悟して来た通り辛いし大変だけど60の時には笑っていられるようにしなきゃ、転職した意味ないから。
もう毎日必死で、悔やんでる暇もないのよー」
転職を後悔しているのかな?と勝手に考えていたけれど、失礼致しました。ごめんなさい。
私は自分から進んで転職先を探したわけではないから、甘いですね。恥ずかしい気もしました。
それでも自分なりに悩みに悩んだのですから、この方は相当な覚悟だと思います。
自分がなかなか覚えられなく、若い子にあんな対応されたら、挫折したかもしれませんが、思いがけない力強い言葉にすっかり感心しました。
私も頑張らなきゃ。
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