今回、母を誘いました。
前向きな会話がなかなか出来ない人です。
可哀想だなぁと思います。

ホテルの近くで朝市があるとのこと。
誘ったら、
「アソコは混むからね、きっと入れないよ、前行ったことあるけど散々だった。」
行ったことあるのは大昔の話です。
たいていは大昔、しかも良い思い出はないことばかり。
聞く方も良い気はしません。
アクションを起こす前に、悪い想定にするのも得意技。

私のヒール。
60でもヒールを履けるようでいたい、と言えば、
「どこに見せるの？履いて何になるの？」から始まり、
「もう誰に見せるわけでもないから、何も買わないことにしてるのよ、私。どうせ来年のことなんかわからないんだから。」
そう言って新しいカットソーのため、散々決まらず連れ回した人はどなたでしたっけ？

父と別れることも出来ず、淡々と続けた結婚生活は夫に大切にされることもなく、
様々な思いを胸に秘めて生きて来たんでしょうか。
今、私と姉で母を大事にしているつもりなのですが、長い期間の感情がブロックするのかな？
息子さんのいる友人たちから、
「いつも娘さんがいらして羨ましいって言われるけど、よくわからないわ」と言います。

私と姉、娘たちからどう思われているかは知らぬ母。
それでも私と姉はやはり母と出かけるのです。

そして、私自身は娘でもあり母でもあります。
ムスメから見て私はどう映っているのでしょう？
後悔も反省も山ほどある私の人生。
それでもしっかり自分の力で生きてきた、と思っているのですが、、、
いつか私も母のようになるかもしれませんね。