60までの自分磨き→60からも自分磨き(定年後)

50代後半からの日々を綴っています。60になり、また次のステージへ。

たまには長電話

ZOOMで話をした友人から、昨夜は電話がかかってきた。

ゆっくり二人で話もしたかったそう。

娘さんが結婚し、寂しいのかな、気が緩んじゃったかな、と思ったけれど、

元気だった。

「本当に良く頑張ったよねー」とただただ労う。

「ありがとー、勝手にシングルになって娘にはずっと申し訳なさは残るけど、もうあまり負い目を感じないようにするよ。

だって、自分なりに頑張ってきたんだもの」

本当にそうだ。

彼女の中には、変なごまかしがない。

「散々悩んだのは知ってると思うけど、こんな風に今、振り返られるのも指栞のおかげだわ、ありがとうを言いたくってね」

何いってるの、結局は自分の決断じゃないの。

ずっと何とかやっていこうと、元夫氏の嫌な所をみないように、心の中に不満を溜めこんで、

気持ちをすり替えて、考え方や見方を代えて暮らしていくことも知恵なのかもしれないれけど、

私が一番許せなかったのは、彼女に対する元夫氏の態度だった。

馬鹿にしたり威圧したり、どんどん無口に無感情になっていく彼女を見ていられなかった。

自分にも悪いところがある、という彼女。

そんなことない。

お互いに欠点がありながら向き合っていくことと、一方的に欠点をあげつらうことは違う。

だから、彼女が別れるという決断を下した時は、よく決めてくれた、という思いだった。

昔の彼女が私たちの所に帰って来てくれた気がして、申し訳ないけれど嬉しかった。

それからはもう誰かしらが、知り合いの知り合いといったツテを出しあい、自立できるようそれぞれの出来る範囲で協力してきた。

「本当に皆のおかげで無事還暦です。娘と婿さんがお祝いしてくれてね、こんな日が来るとは思わなかったわ」

そうだねー、本当にどうなることかと思ったけれど良かった。

定年後は65歳まで延長し、その後どんな仕事でも体が続く限り働くそうだ。しかもフルタイム希望で。

凄いなあ。

「何とか頑張れるうちに決断して良かったわ、これからお金を溜めていくからね。ぎりぎりまで働いてとにかく娘に迷惑をかけないようにしなきゃ。」

そうだね。

元夫氏と暮らしていた頃の彼女とは別人のようにたくましい。

「でもね、最近は元夫も仕事でストレスだったんだろうって。そんなところにまた暗い奥さんがいてイライラさせたのかな、って思ったりするわよ」

しかも、娘さんの結婚で話をする機会もあったようだ。

「だいぶ変わっていたわ。娘に泣いて謝ったって。片親で嫁がせてすまなかったって。」

へー、あの旦那が。

と、まあ色々話しましたが、これ以上は公にはしませんね。

一応、ここまではブログに書くことも了解もらってます。

嬉しくて書きました。

また話そうね。